メニュー

尖圭コンジローマの症状・画像・感染経路・治療について

はじめに

尖圭コンジローマはとても怖い性病のうちの1つです。尖圭コンジローマは一度の治療で簡単に治らないことも多く、悩んでいる方がとても多いです。

このページでは尖圭コンジローマの正しい知識と正しい治療法について、泌尿器科専門医が分かりやすく説明しております。

尖圭コンジローマについての皆様の理解の参考になると幸いです。

目次

1尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマとはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが感染することで起きる性病です。尖圭コンジローマは性行為を介して、男女間、女女間、男男間で感染をします。

尖圭コンジローマは、一旦治療が終わってもウイルスが身体から消失する事はなく、免疫が弱ったりした何かの拍子に再発することがあります。

このように再発を繰り返すため、尖圭コンジローマはとても怖い性病の1つといえます。

2尖圭コンジローマの症状

尖圭コンジローマの症状ですが、男性は陰茎や陰茎周囲や陰嚢に、女性は膣内や膣の周囲に鶏の鶏冠(とさか)のような腫瘤ができます。腫瘤は1つまたは複数でき、放っておくとどんどん大きくなっていきます。

放っておくことでどんどん数が増えて広がっていってしまいますので、早期治療が絶対的な原則となります。

3尖圭コンジローマの実際の画像

①陰茎の根部にできた方の画像

実際の画像

②陰茎にできた方の画像

実際の画像

③亀頭にできた方の画像

実際の画像

④他院での治療後に再発されて受診された方の画像

実際の画像

4尖圭コンジローマの感染経路

感染経路は基本的に性行為で、陰部を介して感染します。相手の陰部に尖圭コンジローマの腫瘤があったら、そこから細胞がこぼれ落ちてウイルスが体内に感染します。

避妊具(コンドーム)をつけていても、相手の陰部から細胞がこぼれ落ちて感染をする場合もあります。予防のためにも性行為終了後はしっかり陰部を洗い流しましょう。

5尖圭コンジローマの治療

5.1薬

尖圭コンジローマの治療にはイモキミドとよばれるお薬を塗布します。これを週に3回塗布することで、腫瘤が小さくなったり、崩れたりしていきます。

イモキミドが尖圭コンジローマではない正常な皮膚に触れると皮膚が荒れてしまうので、その際は皮膚の炎症を抑えるようなお薬を使用します。

5.2電気メス

電気メスでの治療は最も単純にも関わらず、再発率が低いです。電気メスで腫瘤がついているその根本の皮膚ごと切除します。尖圭コンジローマに対する電気メスの治療の適応は限られており、その条件は下記となっています。

  • 腫瘤の数が多くないこと
  • 亀頭部にないこと

切除した腫瘤を、病理検査という顕微鏡の検査に提出し、ヒトパピローマウイルスを確認する事で尖圭コンジローマの確定診断が可能になります。

5.3液体窒素

液体窒素は薬や電気メスでの治療が困難な場合に行います。液体窒素で腫瘤を凍結させて腫瘤を殺します。液体窒素は複数回の通院での治療が必要になってきます。当院では液体窒素の治療は行っておりません。

6尖圭コンジローマかなと思ったら

必ず泌尿器科のクリニックを受診しましょう。尖圭コンジローマは早期発見、早期治療がとても大切です。尖圭コンジローマを放置することで症状がどんどん広がり、治療もより困難になってしまいます。

新橋消化器内科・泌尿器科クリニックでは、尖圭コンジローマの適切な診断治療が可能です。
詳しくは当院医師スタッフまでお尋ねください。

7診療費用

クラミジア淋菌の検査・治療費用 3000円~4000円
梅毒の検査・治療費用 3000円~4000円
尖圭コンジローマの検査・治療費用 薬治療 1000円~2000円
電気メスによる切除 4000円~6000円
トリコモナスの検査治療費用 3000円~4000円
マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査費用 自費検査 9000円

HIV感染症の検査費用

自費検査

4400円
性器ヘルペスの検査・治療費用 3000~5000円
淋病の検査・治療費用 3000~4000円

(※3割負担の場合)

この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
名古屋大学出身
年間30000人以上の泌尿器科と消化器科の外来診察を行う
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

新橋院

大宮院

池袋院

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME