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血便の検査費用はいくら?大腸カメラの保険適用と3割負担の目安

[2026.08.22]

血便が出たとき、検査を受けたほうがよいと分かっていても、「費用がどのくらいかかるのか」が気になって受診をためらう方は多いのではないでしょうか。血便の検査費用は、便潜血検査だけで終わるのか、大腸カメラまで行うのか、さらにポリープ切除などの処置を伴うのかによって大きく変わってきます。

本記事では、血便の検査にかかる費用の目安を3割負担を中心に整理し、保険適用の条件や医療費控除の活用までを順に見ていきましょう。費用の見通しを立てたうえで、安心して検査に進む手がかりになれば幸いです。

 

 

血便の検査にかかる費用の目安

血便の検査費用は、どこまで検査や処置を行うかによって段階的に変わります。代表的な検査ごとの費用の目安を見ていきましょう。

便潜血検査の費用

血便や便の異常をきっかけに行われる便潜血検査は、便に血が混じっていないかを調べる簡便な検査です。保険診療の場合、3割負担で数百円から1,000円程度が目安となります。

ただし、便潜血検査はあくまでスクリーニング(ふるい分け)であり、血便の原因を特定する検査ではないため、陽性となった場合や症状が続く場合は大腸カメラへ進むのが一般的でしょう。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の費用

血便の原因を詳しく調べる中心的な検査が、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)です。検査だけで終わる場合、3割負担で5,000円から6,000円程度が目安とされています。

大腸カメラは大腸の粘膜を直接観察できるため、痔による出血なのか、ポリープ大腸がん炎症性の病気による出血なのかを見分けるうえで役立つでしょう。ここに鎮静剤を使う場合は数百円程度の費用が加わりますが、検査中の苦痛を抑えられるため、希望する方は事前に相談しておくとよいかもしれません。

生検やポリープ切除を行った場合

大腸カメラの最中に、組織を採取して調べる生検や、ポリープの切除を行うと、費用は検査だけの場合より高くなります。生検を行うと3割負担で1万円前後、ポリープ切除まで行うと2万円から3万円程度になるケースが多いでしょう。

血便の原因がポリープであった場合、検査と同時に切除できれば、改めて処置のために再検査を受ける手間を省ける利点があります。ここが、費用の幅を理解するうえで押さえておきたいポイントでしょう。

血便の検査が保険適用になる条件

血便の検査費用を考えるうえで重要なのが、保険が適用されるかどうかです。保険適用の条件を整理しておきましょう。

症状があれば保険適用となる

血便や下血、腹痛便通の異常といった症状があり、医師が原因を調べる必要があると判断して行う検査は、健康保険の対象となります。血便は痔のような良性の原因のこともありますが、大腸がんなど重大な病気が隠れている可能性もあるため、症状にもとづく検査として保険が適用されるのが一般的でしょう。便潜血検査で陽性となり、その精密検査として受ける大腸カメラも、同様に保険診療の対象です。

自費(人間ドック)との違い

一方、症状がまったくない状態で、人間ドックや任意の検診として受ける大腸カメラは自費診療となり、全額自己負担になります。自費の場合の費用は医療機関によって異なり、2万円前後から、検査内容によってはそれ以上かかることもあるでしょう。血便という症状がある時点で受診すれば、多くは保険診療の範囲で検査を受けられるため、症状を我慢して検診扱いにする必要はないといえます。

費用が医療機関で大きく変わらない理由

大腸カメラの費用が医療機関によって大きく変わらないのには理由があります。保険診療では、検査や処置の費用が厚生労働省の定める診療報酬点数という全国共通のルールで決められており、1点を10円として計算する仕組みになっているからです。

そのため、同じ検査や処置を受ければ、どの医療機関でも保険診療での費用はおおむね同じ水準に収まります。費用の差は主に、鎮静剤の使用や追加の検査の有無などによって生じると考えてよいでしょう。

医療費控除や生命保険の活用

血便の検査にかかった費用は、家計の負担を軽くする制度の対象になる場合があります。知っておくと役立つ制度を見ていきましょう。

治療や検査のために支払った医療費は、年間の合計が一定額を超えると医療費控除の対象となり、確定申告で税金の一部が戻る場合があります。検査のための交通費なども対象になることがあるため、領収書や記録を保管しておくとよいでしょう。

また、大腸カメラでポリープ切除などの処置を受けた場合、加入している民間の医療保険によっては手術給付金の対象となることもあります。給付の有無や条件は契約内容によって異なるため、加入先の保険会社に確認してみるとよいかもしれません。

血便を放置せず検査を受ける意義

血便が出ても、「痔だろう」と自己判断して受診を先延ばしにする方は少なくありません。ここで知っておきたいのは、血便の色や状態だけでは、出血している場所や原因を正確に見分けるのが難しいという点でしょう。

鮮やかな赤い血は肛門に近い部分からの出血、黒っぽい血は胃や十二指腸など上部からの出血が疑われるという目安はありますが、痔だと思っていた出血の奥に大腸がんが隠れていることもあります。大腸がんは早期に見つかれば治療の選択肢が広がるとされており、血便をきっかけに検査を受けることは、原因をはっきりさせるうえで大きな意味を持つでしょう。

費用を気にして受診をためらうよりも、まずは検査で原因を確かめることが、結果的に安心につながります。

新橋で血便の検査をご検討の方へ

血便が出たので検査を受けたいが、費用がどのくらいかかるか不安」「大腸カメラを受けるか迷っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新橋消化器内科・泌尿器科クリニックは、CT・胃カメラ・大腸カメラといった検査設備を院内に備えたクリニックで、新橋駅から徒歩1分の場所にあります。血便の原因を調べる大腸カメラは、鎮静剤を使って苦痛を抑えながら受けられる体制を整えており、検査の費用や流れについても受診時に相談できるところが特徴でしょう。

 

 

予約のない方の検査にも対応しており、当日の検査が可能な場合もあるため、気になる症状があるときに相談しやすい環境を整えています。土曜・日曜も診療しているため、平日に時間が取りにくい方も受診しやすいでしょう。血便が気になっている方は、費用や検査内容も含めて当院にご相談ください。

まとめ

血便の検査費用は、便潜血検査で数百円から1,000円程度、大腸カメラの検査のみで3割負担5,000円から6,000円程度、生検やポリープ切除を伴うと1万円から3万円程度が一つの目安となります。血便や腹痛などの症状があり、医師が必要と判断して行う検査は保険適用となるため、症状がある時点で受診すれば多くは保険診療の範囲で検査を受けられるでしょう。

費用を心配して放置すると、大腸がんなどの発見が遅れる可能性もあるため、血便が気になる場合は早めに消化器内科で相談することをおすすめします。

 

この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
名古屋大学出身
年間30000人以上の泌尿器科と消化器科の外来診察を行う
Yahoo!ニュース エキスパートとして情報発信
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

 

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