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腹部CTの費用はいくら?保険適用と造影CTで変わる料金の目安

[2026.06.25]

腹部CTを受けることになったとき、まず気になるのが「費用はいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。CTの料金は、保険が使えるかどうか、造影剤を使うかどうか、撮影する範囲などによって変わってきます。

本記事では、腹部CTの費用相場を3割負担の目安とともに整理し、単純CTと造影CTの違い、MRIやエコーなど他の検査との費用比較までを順に見ていきましょう。検査を受ける前に費用の全体像を知っておくと、安心して検査に臨めるかもしれません。

腹部CT検査の費用相場と3割負担の目安

腹部CTの費用は、健康保険が適用されるかどうかで大きく変わります。まずは保険診療を前提とした費用相場を見ていきましょう。

保険適用される腹部CTの費用目安

医師が必要と判断して行う腹部CTは、原則として健康保険が適用されます。単純CT(造影剤を使わない撮影)の場合、3割負担で5,000円前後が一つの目安となるでしょう。造影CT(造影剤を使う撮影)では、造影剤の費用や点滴の手技料が加わるため、3割負担で7,000円から1万円程度になることが多いとされています。

ただし、この金額はあくまで撮影料を中心とした目安であり、初診料や再診料、画像診断の判断料、ほかに行う血液検査などが加わると、総額はもう少し高くなるでしょう。

CTの費用が保険点数で決まる仕組み

CTの料金が医療機関によって大きく変わらないのには理由があります。保険診療では、CT撮影の費用が厚生労働省の定める診療報酬点数という全国共通のルールで決められており、1点を10円として計算する仕組みになっているからです。

例えばCT撮影の点数は、装置の種類(16列以上のマルチスライスCTかどうかなど)によって区分され、そこに造影剤を使った場合の加算が上乗せされていきます。つまり、同じ条件で撮影すれば、どの医療機関でも保険診療での費用はおおむね同じ水準に収まるわけです。

「クリニックだから高い、大病院だから安い」といった差は、保険診療の腹部CTでは基本的に生じにくいと考えてよいでしょう。

腹部CTの費用が変わる主な要因

同じ腹部CTでも、いくつかの条件によって費用は変動します。代表的な要因を押さえておきましょう。

単純CTと造影CTの違い

費用に最も影響するのが、造影剤を使うかどうかです。単純CTは造影剤を使わずに撮影する方法で、費用を抑えられる一方、臓器や病変のコントラストがつきにくい場合があります。造影CTはヨード造影剤を点滴しながら撮影する方法で、血管や腫瘍の状態をより詳しく評価できる反面、造影剤の薬剤費と点滴の手技料が加わるため費用は高くなるでしょう。

どちらを選ぶかは、医師が症状や目的に応じて判断します。費用だけで単純CTを希望しても、必要な情報が得られなければ意味がないため、検査の目的を医師とよく相談することが大切でしょう。

撮影範囲と追加検査の有無

腹部だけでなく骨盤までを含めて撮影する場合や、胸部から腹部まで広い範囲を撮影する場合は、撮影範囲が広がる分、費用も変わってきます。また、CTと同じ日に血液検査や尿検査、超音波検査などを併せて行うと、その分の費用も加算されるでしょう。

腹部の症状の原因を調べる際には、複数の検査を組み合わせて総合的に判断することが多いため、CT単独の費用だけでなく、検査全体でかかる金額を意識しておくとよいかもしれません。

保険診療と自費診療の違い

腹部CTには、保険が使える場合と使えない場合があります。症状があり、医師が診断のために必要と判断して行うCTは保険診療の対象です。一方、症状がない状態で受ける人間ドックやCTドックなどの検査は自費診療となり、全額自己負担となります。

自費のCTドックは医療機関によって料金設定が異なり、撮影範囲によって2万円前後から数万円程度まで幅があるでしょう。同じ腹部CTでも、保険診療か自費診療かで費用が大きく変わる点は知っておきたいところです。

腹部CTと他の検査の費用と特徴の違い

腹部の検査にはCT以外にも、超音波検査(エコー)やMRI、PET検査などがあります。それぞれ費用も得意分野も異なるため、違いを整理しておきましょう。

CTとエコー(超音波検査)

エコーは超音波を使う検査で、被曝がなく、費用も比較的安く抑えられるのが特徴です。3割負担で1,500円から3,000円程度が目安となり、肝臓や胆嚢、腎臓などの状態を手軽に調べられます。

ただし、ガスの多い腸管や深い部分の評価はCTのほうが得意とされており、エコーで異常が疑われた場合に、より詳しく見るためにCTへ進むという流れもよくあるでしょう。

CTとMRI

MRIは磁気を使って体の断面を撮影する検査で、被曝がなく、軟部組織のコントラストに優れています。3割負担での費用はMRIのほうが高く、撮影部位にもよりますが5,000円から1万円程度が目安となるでしょう。

CTは撮影時間が短く、出血や石灰化、骨の評価に強いという特徴があり、緊急性が高い場面で選ばれやすい検査です。撮影にかかる時間も大きく異なり、CTは数分から十数分程度で終わるのに対し、MRIは20分から40分ほどかかることが多いとされています。

CTとPET検査

PET検査は、がん細胞が糖を多く取り込む性質を利用して全身を一度に調べる検査で、主にの広がりを評価する際に用いられます。費用は高額で、保険適用される場合でも3割負担で3万円以上、自費の場合は10万円前後になることもあるでしょう。

腹部の特定の臓器を詳しく見たい場合はCTやMRI、全身の癌の広がりを調べたい場合はPETというように、目的によって検査が使い分けられています。

健診で要精査と言われたときのCT費用

健康診断や人間ドックで「要精査」と指摘され、腹部CTをすすめられるケースもあります。このときの費用がどうなるのか、気になる方も多いでしょう。

健診で異常を指摘され、その精密検査として医師が必要と判断して行うCTは、保険診療の対象となるのが一般的です。つまり、健診そのものは自費でも、要精査後の腹部CTは保険が適用され、3割負担で受けられることが多いとされています。

ここで知っておきたいのは、健診結果票を持って受診すると、医師が必要な検査を判断しやすくなるという点でしょう。結果票には指摘された項目や数値が記載されているため、検査の重複を避け、必要な検査だけを効率よく進めるうえで役立ちます。

腹部CTの検査前の準備と当日の流れ

腹部CTを受ける際には、いくつかの準備が必要になる場合があります。スムーズに検査を受けるためのポイントを押さえておきましょう。

造影CTを行う場合は、造影剤の影響を考えて検査前の食事を控えるよう指示されることがあります。また、ヨード造影剤にアレルギーがある方や、腎機能が低下している方は造影剤を使えない場合があるため、事前に持病や服用中の薬を医師に伝えておくことが大切でしょう。

検査自体は撮影台に横になり、息を止めるなどの指示に従うだけで、数分から十数分程度で終わることがほとんどです。当日の流れや食事制限の細かな指示は医療機関によって異なるため、予約時や受診時に確認しておくと安心でしょう。

新橋で腹部CT検査をご検討の方へ

「腹部CTを受けたいが、どこで受ければよいか分からない」「費用や検査の流れを相談してから決めたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新橋消化器内科・泌尿器科クリニックは、CT・胃カメラ・大腸カメラといった検査設備を院内に備えたクリニックで、新橋駅から徒歩1分の場所にあります。

腹部の症状について、CT検査だけでなく、超音波検査や内視鏡検査も組み合わせて院内で対応できるため、原因の見極めから次の検査への移行までを一つの医療機関で完結できる点が特徴でしょう。

予約のない方の検査にも対応しており、当日の検査が可能な場合もあるため、気になる症状があるときに相談しやすい体制を整えています。
土曜・日曜も診療しているため、平日に時間が取りにくい方も受診しやすいでしょう。腹部の不調が続いていて検査を考えている方は、費用や検査内容も含めて当院にご相談ください。

まとめ

保険適用される腹部CTの費用は、3割負担で単純CTがおよそ5,000円前後、造影CTが7,000円から1万円程度が一つの目安となります。
費用は造影剤の有無や撮影範囲、併せて行う検査によって変わり、症状がない人間ドックやCTドックでは自費となる点に注意が必要でしょう。

CTのほかにエコーやMRI、PETといった検査があり、費用も目的も異なるため、どの検査が適しているかは医師と相談しながら決めていくと安心です。
腹部の症状が気になる場合は、費用の不安も含めて、検査設備の整った医療機関で一度相談してみることをおすすめします。

この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
名古屋大学出身
年間30000人以上の泌尿器科と消化器科の外来診察を行う
Yahoo!ニュース エキスパートとして情報発信
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

 

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