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クレアチニンが正常でも油断禁物?腎臓を傷める最悪の生活習慣とは!?

[2026.03.18]

はじめに

健康診断の結果で「クレアチニンは正常」と言われると、多くの方が「腎臓は大丈夫!」と安心してしまいます。しかし実際には、クレアチニンが正常でも腎臓がダメージを受けているケースは少なくありません。

腎臓は“沈黙の臓器”と呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま病気が進行していきます。そして気づいたときには、取り返しのつかない状態になっていることもあります。


そもそもクレアチニンとは

クレアチニンとは、体内で発生する老廃物の一つで、腎臓によってろ過され、尿として排出されます。

そのため、血液中のクレアチニンの値が高くなるということは、腎臓の働きが低下しているサインと考えられます。

しかし、腎臓は非常に優秀な臓器で、一部にダメージがあっても残りの部位がカバーしてしまうという点です。

そのため、クレアチニンが正常でも腎臓に負担がかかっている状態が存在します。

つまり、検査結果だけで安心するのではなく、日常の生活習慣や他の検査結果も含めて総合的に考えることが大切なのです。

透析の怖さ

腎臓の機能が大きく低下すると、最終的には透析が必要になります。透析は、腎臓の代わりに血液をきれいにする治療ですが、一度始まると基本的に生涯続けていく必要があります。一般的には週に3回、1回あたり4時間前後の治療が必要となり、生活は大きく制限されます。

仕事や家庭の予定は透析中心となり、水分や食事の制限も厳しくなります。体への負担も決して軽くなく、「もっと早く気をつけていれば」と後悔される方も少なくありません。

透析は命をつなぐ大切な治療である一方、日常生活を大きく変えてしまう現実があります。だからこそ、腎臓は悪くなってからではなく、悪くなる前に守ることが重要です。

腎臓を壊す最悪の生活習慣① 水分不足

水分不足は、腎臓にとって非常に大きな負担となります。
脱水状態になると血液が濃くなり、腎臓へ流れる血液量が減少します。

その結果、腎臓は十分に働くことができず、ダメージを受けやすくなります。
一時的な脱水でもクレアチニンは上がりますが、問題はそれが慢性的に続くことです。

水分をあまり取らない生活を続けていると、知らないうちに腎臓は傷んでいきます。
目安としては、1日1.5~2L程度の水分摂取を心がけ、尿の色が薄い黄色程度になる状態を維持することが重要です。

腎臓を壊す最悪の生活習慣② 鎮痛薬の飲みすぎ

頭痛や腰痛などで日常的に痛み止めを使用している方も多いですが、鎮痛薬の使い方には注意が必要です。

一部の鎮痛薬は、腎臓の血流を維持する働きを抑えてしまうため、腎臓への血流が低下し、ダメージにつながることがあります。

たまに使用する程度であれば問題になることは少ないですが、
・毎日飲んでいる
・長期間継続している
という場合は注意が必要です。

慢性的な使用は腎機能低下の原因となることがあり、定期的な血液検査が重要です。

腎臓を壊す最悪の生活習慣③ サウナ後の脱水を放置する

サウナはリフレッシュ効果が期待できますが、大量の汗をかくため、脱水のリスクが高まります。

水分補給をせずにサウナを繰り返すと、血液量が減少し、腎臓への血流が低下します。
この状態が続くと、腎臓は確実にダメージを受けます。

特に頻繁にサウナを利用する方は、意識的に水分補給を行うことが重要です。
「汗をかいているから健康」という考えだけでなく、その裏にある脱水リスクにも目を向ける必要があります。

腎臓を壊す最悪の生活習慣④ 糖尿病を放置する

糖尿病は、透析に至る原因として最も多い病気です。

血糖値が高い状態が続くと血管が傷つき、腎臓への血流が悪くなります。
その結果、腎臓のフィルター機能が壊れ、腎機能低下へと進行します。

怖いのは、糖尿病と診断されていない段階でも、血糖値が高い状態が続けば同様のダメージが進むことです。

日頃の食生活や体重管理、運動習慣を見直し、血糖値を上げすぎない生活を心がけることが重要です。

腎臓を壊す最悪の生活習慣5 高血圧を放置する

高血圧も腎臓に大きな負担をかける要因です。

血圧が高い状態が続くと血管が傷み、腎臓の細い血管にも影響が及びます。
結果として血流が低下し、腎機能が徐々に低下していきます。

高血圧は自覚症状が少ないため放置されがちですが、気づかないうちに腎臓を壊していく非常に危険な状態です。

生活習慣の改善に加え、必要に応じて適切な治療を受けることが大切です。

クレアチニンが正常でも見ておきたい「尿たんぱく」

腎臓の異常を早期に見つけるためには、クレアチニンだけでなく尿たんぱくも重要です。

本来、たんぱく質は尿に出ませんが、腎臓のフィルター機能が壊れると尿中に漏れ出てきます。
つまり、尿たんぱくは腎臓が傷み始めているサインです。

クレアチニンが正常でも尿たんぱくが出ている場合、すでに腎臓にダメージがある可能性があります。
健康診断では血液検査だけでなく、尿検査の結果も必ず確認しましょう。

当院での取り組み

新橋消化器内科・泌尿器科クリニックでは、慢性腎臓病に対する自己脂肪由来幹細胞治療について、現在厚生労働省へ許可申請を行っております。

また、慢性疼痛・糖尿病ED(勃起不全)に対する自己脂肪由来幹細胞治療については、すでに厚生労働省へ計画書を提出し受理されており、これまでに治療実績もございます。

自己脂肪由来幹細胞治療は、細胞レベルでの修復・再生を目指す最新の医療です。ご興味のある方やご質問のある方は、下記専用電話番号までお気軽にお問い合わせください。

まとめ

腎臓は一度大きくダメージを受けると、元に戻すことが難しい臓器です。
そして、症状が出たときにはすでに進行していることも少なくありません。

透析という選択を避けるためには、日々の積み重ねが何より大切です。
将来の自分のために、今から腎臓を守る生活を意識していきましょう。

この記事を執筆した人
伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

日本泌尿器科学会認定・泌尿器科専門医
名古屋大学出身
年間30000人以上の泌尿器科と消化器科の外来診察を行う
YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

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